楽天カードが強制解約されたら再入会できる?審査に通る条件を解説

楽天カードを強制解約された後、「もう二度と作れないのでは?」と不安に思っていませんか?
結論から言うと、楽天カード強制解約後の再入会は非常に難しいですが、絶対に不可能ではありません。
実際に、過去に楽天カードを強制解約されたものの、一定期間後に再入会に成功した事例も複数確認されています。
僕自身も、楽天プレミアムカードを強制解約された半年後に楽天カードに再申し込みしたところ、再入会することができました。
ただし、当サイトの調査では、楽天カード強制解約後の再入会率はわずか2.5%。100人中2〜3人しか審査に通らない計算です。
この記事では、以下のような疑問を解決します。
- 強制解約されたら楽天カードの再入会はもうできない?
- どんな条件なら再入会の可能性がある?
- 実際に再入会できた人はどんな状態だった?
- 信用情報にどんな影響がある?
楽天カードの再申込みを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
楽天カード強制解約後に再入会できない主な理由とは?
楽天カードが強制解約されたあと、すぐに再申込みをしても審査に通る可能性はほとんどありません。
特に以下のようなケースに該当する場合は、再入会のハードルが極めて高く、事実上不可能と考えた方がよいでしょう。
- 支払いの延滞や滞納を繰り返した末に強制解約された
- 強制解約後もリボ払いや分割払いの残債が残っている
- 他社のローンやカードに借入・滞納がある
- 債務整理で楽天カードの返済義務を免除または減額した
- 強制解約から半年未満のタイミングで申し込みした
これらに該当する場合、楽天カードだけでなく、他社カードやローン審査でも落ちやすくなる恐れがあります。
楽天カードに限らず、クレジットカード会社や銀行で返済トラブルによる金融事故を起こすと、信用情報に「異動」情報(いわゆるブラックリスト)が登録されます。
その影響は非常に大きく、以下のような金融サービスの利用が制限されるようになります。
- クレジットカードの新規発行・更新ができない
- 住宅ローンやマイカーローンなどの審査に通らない
- スマートフォンの分割購入が利用できなくなる
- 賃貸契約時の保証会社の審査で落ちる可能性がある
ブラックリストに登録されると、最低5年間は信用情報に記録が残るため、その間は楽天カードの再入会は極めて困難です。
さらに、楽天銀行スーパーローンなどの金融サービスも一切
楽天カードが強制解約される主な4つの理由とは?
楽天カードを突然使えなくなり、「強制解約」と判明した場合、明確な原因があります。例えば、以下のいずれかに心当たりがあるはずです。
- 毎月の支払い滞納
- 利用限度額の釣果や現金化とみなされる利用
- 途上与信による契約見直し
- 長期間全く利用していない
ここからは、楽天カードが強制解約される代表的な4つのケースについて詳しく解説します。
① 支払いの長期滞納・延滞
もっとも多い原因は「支払いの滞納」です。特に以下のような状況に該当すると、強制解約のリスクが一気に高まります。
- 支払い遅延を何度も繰り返している
- 督促の電話(0570069101)を無視し続けている
- 1ヶ月以上の長期延滞が発生している
滞納が2ヶ月以上続くと、信用情報機関に「異動(ブラック情報)」として記録され、楽天カードだけでなく他社の審査にも影響します。
なお、楽天カードは支払日に口座残高不足で滞納状態となっても、翌日から4営業日であれば再振替が実行されます。
ただし、再振替期間中の口座入金しても、ペナルティは避けることができないのでご注意ください。
② 利用限度額の超過や現金化とみなされる利用
利用枠を超えてカードを使い続けると、楽天カードの利用停止や強制解約の原因になります。
また、以下のような「現金化と誤解される行為」も要注意です。
- ギフト券や商品券を頻繁に購入
- ブランド品を短期間に繰り返し購入
たとえ実際に現金化していなくても、「現金化目的の利用」と疑われると、カード会社側の判断で契約解除されることがあります。
③ 途上与信による契約見直し
楽天カードでは、契約後も一定の間隔で「途上与信」と呼ばれる再審査が行われます。
3ヶ月に1回程度の頻度で実施されると言われており、以下のような情報が新たに判明すると、強制解約につながる可能性があります。
- 他社カードやローンで延滞・滞納が発生
- 借入総額が急増している(多重債務状態)
- 債務整理や任意整理などの記録が登録された
審査通過後も油断せず、他社を含めた信用管理が求められます。
④ 長期間まったく使っていない
楽天カードは、利用実績が極端に少ないユーザーに対しても、維持コストの観点から契約を終了させることがあります。
特に、年会費無料の楽天カードでは、1年以上未使用だと自動的に解約されるケースも見受けられます。ただし、このケースに限っては再入会のハードルは比較的低めです。
- 支払い遅延や信用事故がない
- 信用情報にキズが残らない
放置による楽天カードの強制解約なら、半年〜1年後に再入会できる可能性があります。
楽天カード強制解約後でも再入会できる可能性がある2つのケース
強制解約後の再入会は原則難しいとされますが、一定の条件を満たすことで再び審査に通る可能性があるケースも存在します。
以下のような条件に当てはまる場合、再び楽天カードの審査に通過できる可能性が残されています。
ケース① 利用実績の少なさが原因で解約された場合
楽天カードは年会費無料であるにもかかわらず、入会キャンペーンや付帯保険といったコストが発生します。
そのため、まったく利用されていないカードについては、カード会社側が維持コスト削減のために契約を打ち切るケースがあります。
このような場合、支払い遅延や信用事故とは異なり、信用情報にキズが残ることはありません。
- 楽天カードを1年以上利用していなかった
- 引き落とし口座を登録しただけで一度も利用しなかった
- 楽天市場での買い物もほとんどなかった
上記のような理由による強制解約であれば、楽天会員としての利用履歴を整えたうえで、半年〜1年ほど期間を空けると、再入会できる可能性があります。
ケース② 信用情報への影響が軽微な場合
楽天カードが強制解約される最大の原因は「支払いの遅延や滞納」ですが、その内容が比較的軽度である場合には、再入会の望みが残されているケースもあります。
- 延滞が1回のみで、数日〜1週間以内に完済している
- 長期滞納(61日以上)に至っていない
- 他社クレジットカードやローンはすべて正常に利用している
楽天カードが加盟する信用情報機関(CICやJICC)では、支払履歴や延滞情報が最長5年間記録されます。
しかし、軽度な楽天カードの延滞であれば、信用情報は時間とともに回復し、半年〜1年後に再申込みが通る可能性もあります。
ただし、過去に楽天カードの滞納額を分割交渉した経緯がある場合、楽天カードの社内ブラックに登録されている可能性があるため、再入会は難しいでしょう。
体験談:楽天カードを強制解約された半年後に再入会できた理由とは?
筆者はかつて、三井住友カードと楽天プレミアムカードの両方を立て続けに強制解約されるという、非常に厳しい状況を経験しました。

強制解約の直接的な原因は、カード利用代金の支払い滞納です。
さらに、カード会社からの再三の督促電話にも対応せず、放置してしまったことが事態を悪化させました。
さらに当時は約150万円のカードローン返済も抱えており、返済能力に大きな不安がある状態でした。
当然ながら、信用情報には重大なキズがつき、強制解約後はクレジットカードを持つことができない状況になりました。
しかし、楽天プレミアムカードが強制解約されてから半年後、筆者は生活の立て直しを進め、幸いにもカードローンの完済に成功。
そこで、「ダメ元」で楽天カードを再申込みを行ったところ、申込みから1分以内に「カード発行手続き完了」のメールが届き、1週間後には新しい楽天カードが自宅に届きました!

ただし、再発行された楽天カードのスペックは以下の通りでした。
- 利用可能枠:10万円
- キャッシング枠:0円
以前の楽天プレミアムカードでは、利用可能枠200万円という高額設定だったことを考えると、明らかに「強制解約の履歴」が審査に影響していると見られます。
半年という短期間で再入会できたことは、自分自身でも非常に驚きました。この経験をもとに、「なぜ強制解約から半年で楽天カードに再入会できたのか?」を次章で詳しく分析していきます。
【考察】楽天カードを強制解約されたのに、なぜ半年で再入会できたのか?
楽天カードを強制解約されたにもかかわらず、わずか半年で再入会できたのは、いくつかの条件が重なった結果と考えられます。
以下に、当時の状況をもとに再入会できた理由を分析してみましょう。
- 楽天プレミアムカードの強制解約から半年が経過
- 楽天カード・カードローンともにすべて完済済み
- 他社のカードローン約150万円も完済済み
- 楽天会員歴10年以上
- 楽天市場の利用実績が高く、ポイント還元実績も豊富
- 申込み時には、過去と同じ楽天IDを使用
これらの要素が組み合わさったことで、「一定の信用がある」と評価された可能性があります。
再入会できた理由① 楽天経済圏での継続的な利用実績
楽天カードの審査では、信用情報だけでなく「楽天会員としての活動履歴」も考慮される傾向があります。
長年の会員歴に加え、楽天市場や楽天ポイントの利用実績が豊富だったことが、プラス評価につながった可能性が高いでしょう。
再入会できた理由② 信用情報に“異動”が登録されていなかった
筆者の場合、支払い遅延こそあったものの、滞納は2ヶ月未満。信用情報機関が定めるブラックリスト登録の条件には達していませんでした。
この「ブラックリスト未登録」という事実が、再入会審査の通過を後押ししたと考えられます。
結果的に、「完済済みで信用情報に大きなキズがなく、楽天会員としての実績が豊富」だったことが、再入会OKという楽天側の判断に繋がったと考えられます。
強制解約後の再入会は簡単ではありませんが、一定の条件を満たせば道はゼロではありません。あなたの状況に近い方は、ぜひ参考にしてみてください。
【独自調査】楽天カード再入会率はわずか2.5%という現実
当ブログでは、実際に「楽天カードを強制解約された人がどの程度再入会できているのか」を独自に調査しました。
その結果、再入会のハードルは予想以上に高く、再入会率はわずか2.5%という結果になりました。
- 調査対象期間:2024年5月〜8月(4ヶ月間)
- 調査対象:当ブログ経由で楽天カードに再申込みした読者40人
- 審査通過者数:1人
→ 再入会率:2.5%
この調査結果から、楽天カードが強制解約された後も完全に再入会の道が閉ざされているわけではないものの、審査通過は非常に厳しいことがわかります。
特に、強制解約の理由が長期滞納・度重なる支払い遅延・信用情報の悪化 である場合、再入会のハードルはさらに上がります。
また、当ブログから楽天カードに申込みをした方のほとんどは、過去に楽天カードを強制解約された経験がある人だと考えられます。
まとめ:楽天カード強制解約後の再入会は原則不可、ただし例外あり
楽天カードを一度強制解約された場合、原則として再入会はできないと考えておいた方がよいでしょう。
しかしながら、特定の条件を満たすことで再入会できる可能性がわずかに残されているのも事実です。
逆に、長期滞納や債務整理などの信用情報に深刻なキズがある場合は、楽天カードのみならず、他社カードの審査にも通らない可能性が高いため注意が必要です。
なお、審査落ちの履歴も信用情報に影響を与えるため、むやみに再申込みを繰り返すのは避けるべきです。「再入会できるかも」と思っても、慎重に判断することが大切です。
- 強制解約時の未払い分は必ず完済する
- 他社の借入も整理し、信用情報を整える
- 再申込みは半年〜1年以上空けるのがベスト
- 楽天会員としての実績(購入履歴など)を積み上げておく
このような対策を行った上で、再申込みにチャレンジすることで、ごくわずかではありますが、再入会できる可能性があるかもしれません。