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エポスカード強制解約の原因は?確認方法と放置NGの理由を解説

エポスカードが利用できなくなって強制解約されたかも!?って驚く女性
takayuki

エポスカードが強制解約されたかも…と、不安になっていませんか?

ある日突然カードが使えなくなって、「ただの利用停止なのか、それとも本当に強制解約なのか…」と戸惑う人は少なくないでしょう。

もし強制解約だった場合、信用情報には「異動」として記録され、いわゆるブラックリスト入り。最長5年間は新しいカードやローンがほぼ通らなくなってしまいます。

さらに、残高をそのままにしておくと、状況はどんどん悪化します。

本ページでは、エポスカード強制解約の主な原因や確認方法、そして放置が危険な理由をわかりやすくお伝えします。

エポスカードの強制解約を確認する方法は?

エポスカードが強制解約になっても、必ずしも事前に通知が届くわけではありません。

急にカードが使えなくなった場合、それが一時的なトラブルなのか、本当にエポスカードの強制解約によるものなのか、すぐに判断できないケースもあります。

確認方法としては、まず「エポスNet」にログインし、利用可能額やカードの利用状況をチェックしましょう。利用可能額がゼロになっている場合は、エポスカードの強制解約されている可能性が高いサインです。

さらに確実に調べたい場合は、エポスカードが加盟する信用情報機関(CICやJICC)に情報開示を請求します。

特にCICでは、信用情報開示報告書の「終了状況」「返済状況」欄に「異動」と明記されるため、事実確認に非常に有効です。

詳しくは、信用情開示報告書の見方を参考にしてみてください。

エポスカードが強制解約される原因とは?

エポスカードが強制解約に至る場合、以下の3つのいずれかが原因です。

  1. 延滞常習犯
  2. 規約違反
  3. 途上与信

これらは単独で発生する場合もあれば、複数の要因が重なって解約に至ることもあります。

それぞれの内容と具体例を詳しく見ていきましょう。

① 延滞常習犯

延滞とは、カードの支払日に口座残高が足りず引き落としができず、遅延損害金が発生してしまう状態のことです。

実は、一度や二度の延滞を経験したことがある人は意外と多いです。そのため、1回や2回の延滞でいきなりエポスカードが強制解約になるケースはほとんどありません。

ただし、「少しくらい遅れても大丈夫」という考えは危険です。

延滞はたとえ1〜2日でも信用情報に記録されることがあり、何度も繰り返せば「返済に不安がある」と判断されてしまいます。そうなると、エポスカードの強制解約につながる可能性が一気に高まります。

さらに悪化すると、エポスカードだけでなく他社のカードまで利用停止や解約となり、その後の新規カード申込みやローン審査にも通りにくくなることがあります。

エポスカードの支払いが遅れた場合、できるだけ早く対処し、延滞を繰り返さないことが大切です。

② 規約違反

エポスカード会員規約では、会員が守るべき禁止事項が定められています。これらに違反すると、事前通知なしでカード利用停止や強制解約となる場合があります。主な違反例は以下の通りです。

エポスカード規約違反例
  • カード申込時に虚偽の申告をされた
  • 請求額の支払いを滞納した
  • 換金目的のカード利用の疑いがある
  • 正当な理由なく当社の業務を妨害した

特に現金化は、購入履歴や利用額から疑われるケースもあり、エポスカード側が規約違反と判断すれば即時解約となります。

さらに、規約違反は信用情報にも記録が残り、長期間にわたって信用度が下がります。その結果、他社カードやローンの審査にも影響が出るため、軽い気持ちでの規約違反は大きなリスクを伴うことになるのでご注意ください。

③ 途上与信

途上与信とは、契約中の会員に対して定期的に行われる「信用状況の再チェック」のことです。

エポスカードでは、年に数回ほど信用情報機関(CICやJICC)を通じて、他社カードやローンの延滞状況、借入残高なども含めて確認しています。

このチェックで、もし他社カードで長期延滞があったり、借入総額が大きくなりすぎていると、「返済リスクが高い」と判断され、エポスカードの強制解約に至ることもあります。

つまり、エポスカードの支払いに遅れがなくても、他社での返済トラブルが原因で契約終了となるケースがあるのです。

途上与信は定期的に行われるため、エポスカードだけでなく、すべてのカードやローンの支払いを遅れなく行うことが大切です。日頃から利用額や残高をしっかり管理しておくことが、思わぬ強制解約を防ぐカギになります。

強制解約までの具体的なプロセスと期間

エポスカードの支払いを延滞した場合、次のようなプロセスで状況は悪化し、最終的に強制解約、さらにブラックリストに登録されてしまいます。

  1. 延滞翌日〜:遅延損害金発生
  2. 延滞数日〜:カード利用停止・信用情報に記録
  3. 延滞1週間〜:ハガキ・電話による支払い催促
  4. 延滞2ヶ月〜:強制解約・ブラックリスト登録

以下では、強制解約に至るプロセスの中で何が起こるのかを順を追って解説します。

① 延滞1日〜:遅延損害金発生

支払い期日を過ぎた翌日から、延滞損害金(遅延利息)の計算が始まります。これは、元金に対して年率で設定された遅延損害金利率が日割りで加算され、請求額とは別で支払いを求められます。

エポスカードの場合、キャッシング利用の残高に対して20%、ショッピング利用の残高に対して14..6%の利率による遅延損害金が延滞日数に応じて発生します。

つまり、延滞期間が長くなるほど、遅延損害金は高額になるので要注意。

② 延滞数日〜:カード利用停止・信用情報に記録

延滞が数日続くと、エポスカードが利用できなくなります。これは、延滞によるカード利用の一時的な停止措置のため、延滞額の支払いをすれば、再びエポスカードが利用できる状態になります。

ただし、延滞が発生すると、その事実がエポスカードが加盟する信用情報機関(CICやJICC)に記録されます。つまり、あなたの信用情報が傷ついた状態となります。

信用情報に傷が付くと、新規カードやローンの審査、既存カードの更新に悪影響を及ぼす可能性があります。また、利用限度額の減枠など追加のペナルティを受けることもあるため注意が必要です。

③ 延滞1週間〜:ハガキ・電話による支払い催促

延滞が1週間程度続くと、エポスカードから督促状(ハガキ)や電話による支払い催促が始まります。

支払い催促の電話は平日昼間だけでなく、場合によっては休日や夜間にもかかってくることがあります。なお、この段階の電話は支払い状況の確認のため、電話に出て「〇〇日までに支払います」と伝えればOK。

ただし、支払い催促の電話に応じず、延滞状態が続く場合、1日に3〜4回電話がかかってきたり、職場などにまで電話がかかってくるケースもあります。

また、契約者との連絡が取れない状況が続いた場合、エポスカードは契約を解除せざるを得ないため、強制解約のリスクが高まります。

④ 延滞2ヶ月〜:強制解約・ブラックリスト登録

延滞が2ヶ月以上続くと、自動的にエポスカードが強制解約されます。

これは、エポスカードが加盟する信用情報機関の規則により、延滞61日以上でブラックリスト登録が定められているためです。

ブラックリストとは、信用上場に「異動」という重大な金融事故歴が記録された状態のことです。この異動情報は、延滞を解消した日から最長5年間残ります。

その間は新たなクレジットカード発行やローン契約がほぼ不可能となり、住宅ローンや携帯端末の分割契約にも影響します。

特に注意すべきは、強制解約時の未払い残高を完済しない限り5年のカウントダウンが始まらない点です。放置を続ければ、事実上ブラック状態から抜け出せなくなるケースもあるでしょう。

エポスカード強制解約後の再入会は可能?

結論から言うと、エポスカードは強制解約されると再入会はほぼ不可能です。

強制解約の履歴は、信用情報に記録されるだけでなく、エポスカード社内のデータベースにも要注意顧客として半永久的に記録が残ります。

つまり、信用情報が回復しても社内審査で拒否される可能性が極めて高く、強制解約後の再入会は難しいでしょう。

これはエポスカードに限らず、他のクレジットカード会社でも同様です。たとえ入会審査が比較的ゆるいとされる楽天カードでも、過去に強制解約された履歴があれば楽天カード強制解約後の再入会はほぼ無理と考えた方がいいでしょう。

さらに注意すべきは、複数枚カードを持っている場合の連鎖解約リスクです。

例えば、エポスカードと楽天カードを同時に所有している場合、エポスカードの強制解約後に楽天カードが強制解約される可能性があります。

一度の強制解約は、その後のクレジットカード利用全般に長期的な影響を及ぼす可能性がある、と言うことは覚えておいた方が良いでしょう。

強制解約されたら放置でOK?やるべきこととは?

エポスカードが強制解約されても、「もう終わり」と放置してしまうのは危険です。というか、絶対NG。放置すればするほど状況は悪化します。

ここでは、エポスカード強制解約後にやるべき以下の4つの行動を解説します。

  1. 残高の支払い
  2. デビットカードを準備
  3. エポスカード引き落としをデビットカードに変更
  4. 他クレカ契約中の場合は利用を控える

マジで放置だけは絶対だめです。

① 残高の支払い

エポスカードが強制解約されても、「もう払わなくていい」なんてことはありません。エポスカードは使えなくなっても、残高はきっちり返済していく必要があります。

しかもこの頃には遅延損害金が日ごとに上乗せされ、放っておけば雪だるま式に膨らんでしまいます。さらに、完済しない限り信用情報の「異動」記録は残り続け、5年間というブラック期間のカウントも始まりません。

つまり、支払いを先延ばしにするほど、回復へのスタートラインすら切れないのです。まずは現状の残高を把握し、一括返済が難しければ、分割や支払い額の調整をカード会社に相談してみましょう。

② デビットカードを準備

クレジットカードが使えなくなると、意外なほど生活に支障が出ます。ネットショッピングはもちろん、NetflixやSpotifyのようなサブスク、スマホ料金、公共料金の引き落としなど、ほとんどがカード決済前提になっているからです。

そこで便利なのがデビットカードです。口座残高の範囲で即時決済される仕組みなので、審査なしで15歳以上なら誰でも持てます。

しかも今はVisaデビットやJCBデビットなど国際ブランド付きなら、クレジットカードとほぼ同じように国内外で使えます。「カードがないと生活できない」状態を避けるためにも、早めに1枚用意しておくと安心です。

③ エポスカード引き落としをデビットカードに変更

電気や水道、スマホ代、サブスクなどの支払いをエポスカードに設定していた場合、強制解約と同時にすべて決済できなくなります。

これらを放置すると、各サービス側で未払い扱いになり、契約停止や延滞扱いのペナルティを受ける可能性も。特に公共料金を滞納すると、文字通り「電気・水が止まる」と言う非常事態になりかねません。

デビットカードの用意ができたら、すぐに引き落とし方法を変更しましょう。多くのサービスはオンラインで変更でき、その日から反映される場合もあります。こうした細かい手続きを早めに済ませておくことで、二次的なトラブルを防げます。

④ 他クレカ契約中の場合は利用を控える

エポスカードが強制解約されると、その情報は信用情報機関に登録され、他社カード会社も閲覧できます。この状態で他のクレジットカードをガンガン使うと、「返済に不安あり」「無計画なカード利用」と判断され、限度額の減額や契約更新停止に繋がるリスクが高まります。

さらに、延滞や高額利用が重なると、他社カードまで強制解約されるケースもゼロではありません。

そのため、しばらくは他カードの利用を必要最低限に抑え、デビットカードや現金払いにシフトして、延滞ゼロを徹底することが大切です。ますは信用情報が回復に努めることを第一優先で考えましょう。

まとめ:エポスカードは延滞2ヶ月で強制解約!再申し込みでの復活は厳しい

エポスカードが強制解約されたかどうかを確かめるには、まずエポスNetにログインし、利用可能額やカード利用状況を確認しましょう。

利用可能額がゼロになっていれば、強制解約の可能性が高いサインです。

さらに確実な方法は、信用情報機関(CICやJICC)に情報開示を請求し、CICの「終了状況」や「返済状況」に「異動」と記載されていないかを確認することをおすすめします。

ちなみに、エポスカード強制解約の主な原因は以下の3つです。

  • 延滞常習:支払遅れを繰り返し、「返済リスクが高い」と判断された場合
  • 規約違反:虚偽申告や現金化行為、業務妨害など、会員規約に反する行為
  • 途上与信での信用低下:他社カードやローンでの延滞、過大な借入残高などが判明した場合

強制解約されると、信用情報に「異動」として登録され、最長5年間はブラックリスト状態が続きます。

この間は新規カードやローン契約がほぼ不可能になり、再入会も社内記録の影響で非常に難しくなります。

だからこそ、残高はできるだけ早く完済し、支払い方法の切り替えや他カードの慎重な利用を心がけることが、今後の回復への大切な一歩になります。

ABOUT ME
Takayuki A.
Takayuki A.
Webライター
クレジットカード滞納・強制解約などの金融トラブルを中心に発信するWebライター。自身の体験をもとに、信用情報やクレジット審査の仕組み、再申込みのポイントまで、専門的な情報をわかりやすく解説します。
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